2011年6月29日水曜日

美術団体展紹介(7) 第75回自由美術展

歴史ある「自由美術協会」の自由美術展のご紹介です。


<主 張> 

自由美術家協会は、名の示すが如く自由な純粋な芸術意欲によって結ばれた、若い芸術家の協会であります。私達があえて自由を主張する根底には,当然、保守主義、事大主義に抵抗する強い意志が貫かれています。私達は自由に新しい前衛芸術を作ろうという主張で結ばれています。もう一つは、浅薄な形式主義。こ れは欧米の芸術運動を浅薄な形式主義でただ模倣することしか知らない徒輩です。この現象は芸術の世界に限らず、政治にも経済にも科学にも、色々な形になっ て根強くいり込んでいます。私達はその好ましくない環境を超克するために、地味に力強く抵抗しなければならないと自覚しています。私達の協会は、 あえて表現形式の上で限界を持って居りません。前衛的な自覚で新しい芸術を自由に創造しようという意欲を主張しています。そうして更に私達の芸術運動の底にユマニテを自覚し意欲することに於も一致しています。このような事は芸術の当然の命題といえましょうが、日本の今日の段階ではこれこそ前衛的な主張の根 幹となるものと思います。以上のような根本的な命題を誤ることなく、今後、より健康的な、より力強い、真に世界的な視野を持った、しかも日本の現実に根を 降ろした創作活動を展開したいものと念じています。


<沿 革>

自由美術協会の歴史は1937年の自由美術家協会の創立に始まる。
自由美術家協会は1937年2月に創立された。創立会員は長谷川三郎、浜口陽三、矢橋六郎、村井正誠、山口薫、津田正周、大津田正豊、荒井竜男、瑛九、小城基、藤岡昇で、会友に小野里利信、難波田龍起、清野恒、彫刻の植木茂がいた。また顧問制があり、顧問には今泉篤男、富永惣一、植村鷹千代、柳亮等がいた。






<名 称>  第75回自由美術展

<会 期>  2011年9月28日(水)~10月10日(月)

<会 場>  国立新美術館


<巡回展> 京都 / 大阪 / 名古屋 / 福岡 / 広島 

<規 定> 
平面、立体、版画、他の公募団体展、コンクール展に陳列されたことのない作品。

<サイズ>
平面 ~120号まで

立体 高さ3.0m底面が3.5m×2.5mの直方体に収まるもの。

<点数>   平面、立体 ともに制限なし

<出品料>  3点まで12,000円 1点増すごとに1,000円加算

<搬入日時> 2011年9月18日(日)~19日(月) 10:00~17:00

<搬入場所> 国立新美術館(六本木) 

<入選発表> 9月22日(木)以降、郵便をもって各人宛てに通知します。

<賞>     自由美術賞・靉光賞・平和賞・新人賞・現代彫刻美術館奨励賞・佳作賞
                     新人賞は会主催で新人賞展をを開催します。


※奮って、ご出品してくださいね!

                    
自由美術協会  
作品公募の請求は下記事務所まで
〒360-0032 埼玉県熊谷市銀座4-2-16-203  石川恵助方



H&Aへの美術団体展の作品搬入出のお問い合わせはこちら



1 件のコメント:

  1. 自由美術協会をあまり知りませんでしたが、1937年創立だと、歴史がかなりある美術団体なんですね。

    ちょっと興味がでてきました。

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