「絵画設置施工サービス」をご紹介させて頂きます。
このサービスは、ホテル、病院、大学など様々な施設の壁面に
絵画作品などを設置施工するサービスです。
今回は、最近設置を行った施設での展示風景をご紹介させて頂きます。
施工した施設は東京都新宿区にある大学病院で、院内の2カ所に絵画を設置しました。
同大学の卒業生がご制作された絵画で、ご寄贈という形での絵画施工になります。
★施工する2ヶ所での重要なポイントは、下記2通りありました。
1カ所:ストレッチャーなども通るEVホール前の壁面なので、設置高さを慎重に決めること。
1カ所:記念講堂の煉瓦調の壁面なので、粉砕しやすい煉瓦を傷つけずに施工をすること。
ストレッチャーとは、皆さんよくご存じのキャスター付きの担架です。患者さんが移動する際
に使用する機材で、丁度、院内の移動に使用されることの多いEVホールでしたので、低す
ぎると安全面にも関係してきます。従って、設置高さを慎重に決める必要があったのです。
現調でご担当の方と打ち合わせをし、施工当日ももう一度高さ設定をして、墨だしを行います。
この墨だしに必要不可欠なのが、写真右手に立っている「水平レーザー」です。
水平レーザーから放たれる赤外線は、縦横両方を壁面に映し出します。これ
で、平行と垂直を正確に測ることができるので、高さを算出して壁面に取り付
ける金具の打ち付け点(上部の吊金具の受け側取り付け位置)を設定します。
見えないと思いますが、壁面の金具に平行に赤外線レーザーが照射されています。
上部の金具接続が完了しました。あとは底辺に固定用のL字金具を取り付けます。
底辺に固定用のL字金具を取り付けて、最後にキャプションを取り付けて完成です。
F60号横(壁面:石膏ボード、LGS)
次の設置には、煉瓦が張り詰めてあるので、できるだけ煉瓦を破損させないように取り付ける必要がありました。壁面スペースも決して広くない環境でしたので、現場で慎重に打ち合わせをします。
打ち合わせの結果、 目地をねらって打ちつけ点を設定し、煉瓦をかわすことにしました。
壁面が決して広くないので、何度も墨だしをしながら、慎重に計算をして設定していきます。
当然水平レーザーが写真外の位置から壁面を照射しています。
あとの作業はF60号と同じです。底辺のL字金具で作品を固定して完成です。
S120号(壁面:煉瓦、コンクリート)
いかがでしたでしょうか?
絵画を壁に設置するのって、とても慎重に且つ時間をかけて作業をしなければならないの
で、なかなか大変なんですよ。
今回もご満足いただけました。
院内にいらっしゃる皆様のお役に少しでも立てれば大変光栄です。
こんなに大変だなんて知りませんでした。
返信削除町のいろんなところで絵画作品を目にしますが、
これからは設置方法にも興味が湧いてきそうです。
いろいろなところで出逢う作品は、もしかするとハ
返信削除ート・アンド・アートが施工した作品かもしれませ
んね。(特に施工者名は記載されていないので分かりませんが.....)
コメントありがとうございます。