2012年6月18日月曜日
梅雨の季節。湿気対策は万全ですか?
ジメジメが嫌な季節に入りましたね。
湿気は絵画作品の保管にとっても大敵です。
一番の問題はやっぱりカビ。
特に紙が支持体の作品にカビが発生したら大変です。
表面の胞子は取れても繊維の奥深く入り込んだ根を除去するのはまず不可能。
以前プロの絵の修復屋さんに伺ったところ、まだ色が薄いものはまだしも、黒っぽくなってしまったカビの跡は修復することができないそうです。
カビ対策としてはまず条件の良い保管場所を確保すること。
湿気が少なく、定期的に空気が入れ変えることができる環境が理想的。
地上階よりも2階以上、常に換気ができる場所が良いですね。
湿気取りなんか置くこともお勧めです。
あとは作品を包む梱包材に調湿効果があるものを選ぶこと。
梅墨調湿シート
これは画材ショップ楽屋で新発売になった調湿シート。
産業廃棄物として海洋投棄されていた梅の種を炭に加工し、古紙と併せたとってもエコな商品。
防カビ抗菌、調湿効果の他にも消臭、環境ホルモン吸着効果がある優れものです。
大きさタップリ1200mm×10m~20mロールなので大型作品も包めます。
額装時に作品裏面に挟み込んでおくのも効果的。
★世界でたった一枚の作品。大切に保管してあげてくださいね。
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