2013年6月10日月曜日

個展の案内状(DM)の作り方




このブログでは数々の個展を紹介していますが、まず一番に目を引くのは「案内状(DM)」ですね。



個展を開くからには、それを皆さんにお知らせする「案内状」を刷ることが必要です。
(企画展では画廊側が用意してくれるのですが…)

今回はこれから個展を開こうと思っている方の、案内状はどのようにして作ったらいいの?という疑問にお答えします。






■まずは写真…


案内状には作品写真を載せます。なるべく個展に出す作品、しかも代表作が良いですね。「決り」ということではありませんが、親しい知合い以外は、この写真を見て展覧会に足を運ぶかどうか決めることが多いからです。

撮影はプロに頼むに越したことはありませんが、出張してもらうと1ショットで数万円。スタジオに作品を持ち込めばかなり安くなりますが、大作の場合はかえって輸送費が…。
ちょっと自信のある人ならば自分で撮ってみましょう!最近のデジカメはメーカー品ならどれも高性能。へたにマニュアル設定するよりも「オート(フラッシュ無)」で十分です。


※素人撮影のポイントは2つだけ

★写真の出来は照明次第!もちろんそんな高価な機器は無いので、晴れた日の屋外、明るい日影で撮りましょう。

★平面作品で案外難しいのが歪まさずに撮ること。作品の中心から垂直に伸ばした線上にカメラレンズがくるようにして なるべく離れて望遠で狙ってみましょう。三脚だけは必須です!!
  



■画廊のロゴ&地図入手


画廊には必ず決まったロゴ(画廊名をデザインしたもの)があります。それと案内状用にデザインされた地図も用意されているはずですから、どちらも事前にもらっておきましょう。

データでも大きく印刷されたものでもOK。




■さあデザイン!


画像加工ソフトを持っている人、扱える人はPCで(完全版下作成)、そうじゃない人はハガキの大きさに切った方眼紙に鉛筆で(ラフ原稿)レイアウトしていきましょう。

最初は、人からもらった案内状の中からお洒落なデザインやかっこいいデザインのものを探して参考にするとよいと思いますよ。


◎写真面掲載内容…作品写真(手作業の人は大きさのみ指定。写真は仮プリントアウトして天地と背景カット位置を描きいれる。)

作品データ(題名、大きさ、材料、制作年など)

画廊ロゴ・会期(略式)   展覧会に向けてのあいさつ文など。


◎切手面掲載内容…展覧会名・会期・開場時間

画廊名(ロゴ)・住所・地図(手作業の人は大きさのみ指定)
             

作家在廊日、時間など  さしつかえなければ作家アトリエ住所も




■印刷依頼をかける


完成したら印刷を依頼します。どこに出したらよいかわからないときは画廊に聞くのが一番。馴染みの業者や作家達の中で人気のところを教えてくれますよ。

画像加工ソフトで完全版下データを作った場合はCDに焼いて印刷屋さんに郵送。

方眼紙に手作業で作った人は原稿、写真データ(天地、背景カット指示の入った仮プリントも)、画廊ロゴ、地図データをまとめて郵送。ただしこちらは印刷代とは別に版下製作料がかかります。


※印刷依頼枚数は=画廊に渡す分(顧客やプレスリリース、会期中に配る分)+自分が配る分(手渡しや郵送)+予備(100枚程度)





これであとは出来上がりを楽しみに待ちましょう!
パソコン画面とオフセット印刷での色合いはかなり変わることがあります。ご承知おきを!







0 件のコメント:

コメントを投稿