今回は真綿を広く伝えるために、そして真綿の伝統や文化をより深く知っていただくために開催されている「第17回真綿のヴィジュアル・アート」公募展をご紹介します。
主催 (財)日本真綿協会
展覧会 第17回「真綿のヴィジュアル・アート」公募展
会期 2011年12月7日(水)~12日(月) 11:00~18:30
会場 田中八重洲画廊 TEL 03-3271-7026
住所 〒103-0028 東京都中央区八重洲1-5-15 TEL 03-3271-7026
アクセス 「東京」駅八重洲北口より徒歩3分
MAP 詳しくこちらよりどうぞ
日本真綿協会会長賞
the veins of life - いのちのうつわ
- 真綿ってご存知ですか? -
クワ(桑)を栽培して桑葉で蚕を養蚕して繭を生産する。繭を絹にするために製糸工場で繭から生糸へと加工され、生糸をさらに加工して絹織物などの繊維になる。特に江戸時代末期から明治時代にかけて、日本の近代化への発展の為に「外貨獲得産業」として大変重視されました。
その繭の中で、生糸にするのに相応な質に至らない品質の繭を石鹸、灰汁、曹達などのアルカリ性の薬品類 で精練した後でよく水洗いを行い、一つずつ水中で広げながら引き伸ばし乾燥させたものが真綿と呼ばれているものです。白くて光沢があり、柔らかく保温性にも富んでいるため、昔から布団や綿帽子、防寒着の中に詰め込む素材として利用されてきた。また、良質のものは紬の原料としても利用されています。
私も祖父母から、農業との兼業で時節になると家屋や屋根裏にたくさんの蚕を養蚕していたと聞いた記憶があります。桑の葉を食む蚕のシャワシャワとした音が一晩中聞こえたそうです。
この公募展では、真綿という素材を活かした心温まる作品、楽しい作品、斬新な作品など、作者のアイディアと素材の秘めた可能性に富んだ作品が数多く展示されます。
さらには、日本の伝統産業である「真綿」を知る絶好の機会ともいえます。
「是非、皆さんで第17回「真綿のヴィジュアル・アート」公募展を見に行きましょう!」
<独り言>
田中八重洲画廊の通りをはさんで、甘~い匂いに誘われますとそこには「たいやき神田達磨」八重洲店があります。餡子と皮のバランスを考えた羽根付きたい焼き(140円)が焼きたてで頂くことができますよ~。寒くなってきたこの頃に温まってぴったりかもしれません。
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