2011年12月3日土曜日

没後一年 一原有徳展のご紹介

今回は版画家としてモノタイプ手法を用いた特異な作風で、国際的にも名高い「一原有徳(いちはら ありのり)」の没後1年を記念する展覧会をご紹介いたします。


展覧会  終わりなき版への挑戦 没後一年 一原有徳 

会期   2011年10月22日(土)~2012年2月12日(日) 9:30~17:00(月曜日休館)

会場   市立小樽美術館 2・3F TEL 0134-34-0035 

住所   〒047-0031 北海道小樽市色内1丁目9番5号
 
アクセス JR小樽駅より徒歩10分

MAP   詳しくこちらよりどうぞ

観覧料  一般500円 高校250円 中学生以下 無料





[ 一原有徳 略歴 1910年8月23日~2010年10月1日 ]

北海道小樽市に居住していた版画。俳人・登山家としても有名。

1910年 徳島県那賀郡平島村(現阿南市)に生まれる。
1913年 北海道虻田郡真狩村に移住。
1923年 北海道通信社入社に伴い、小樽市に移住。
1927年 小樽高等実修商科学校(夜間)に約五年間修学。
       1927年郵政省小樽貯金支局に事務員として入局し、以後43年間勤務。
            1928年頃から俳句の制作を始める。
1944年 札幌市月寒の大砲隊小隊に入隊。
1951年 この頃から油絵を始め、後に版画に転じる。
1960年 土方定一の知遇を得て、その推薦で東京画廊個展でデビュー。
1970年 郵政省小樽地方貯金局を定年退職。以後創作に専念。
文芸同人誌「楡」に発表した小説『乙部岳』が太宰治賞候補となる。
1979年 北海道現代美術展優秀賞受賞。
1980年 小樽市教育文化功労賞受賞。
1988年  神奈川県立近代美術館(別館)で、
            回顧展「現代版画の鬼才 一原有徳の世界」を開催
1990年 北海道文化賞受賞。
1998年 徳島県立近代美術館・北海道立近代美術館で、
            回顧展「一原有徳・版の世界」を開催。
2010年  老衰のため小樽市内の病院で死去。100歳没
2011年 小樽美術館に一原有徳記念ホールがオープンする。


モノタイプは、版に直接インクや油絵具などの描画材を用いて描画し、その上に紙をのせて圧力をかけることにより、版に描画したイメージを紙へと転写する版画技法です。

圧倒される大きな作品が多数展示されています。H&Aは作品の梱包や運搬でお役に立つ
ことができました。


「道内の皆様、お近くへお出かけの時に一原有徳展を見に行きましょう!!」


0 件のコメント:

コメントを投稿