2012年7月9日月曜日

銀座ギャラリー探訪のススメ

ハート&アートのお客様やゆかりのある作家の方々が開催する個展、グループ展を中心に、本ブログでご紹介している「作家応援!」シリーズ。

一般の皆様に広くアーチストの活動を知っていただき、少しでもアートを身近に感じてもらおうとする試みです。


個展を観に行ったことはありますか?



美術館の展覧会に行くことはあっても、個展とかはちょっと…という方がほとんどだと思います。

確かに知らない人の個展会場にちょっと立ち寄る、なんてことは抵抗がありますよね。

でもやってみるとこれが絵が好きな人にはかなり楽しいんですよ。


どこに行けば観られる?



「作家応援!」でご紹介している個展、グループ展でもそうなのですが、そのほとんどが銀座界隈。

このあたりには無数のギャラリー(画廊)が乱立し、全国から(海外からも)作品が集まるメッカなんです。

銀ブラしていると一階でガラス張りのギャラリーを見かけることがあると思います。

でもこれは極々ほんの一部!

実はほとんどが小さな雑居ビルの一階以外の目立たないところにあり、こっちがメインと言ってもいいくらい!

ひとつの小さなビルに数件の画廊が入っていることもあるくらい銀座は密集地帯です。

ちょっと気を付けて歩いていると、ビルの入り口に絵画や彫刻の写真と会期が表示された小さな立て看板があるのをすぐ見つけられるはずです。

こんな感じ


そしてとても入りにく~い!



困ったことにどこも怪しげで入りにくいんです。

でも決して来訪者を拒否しているわけではありません…当然ですが。

逆にほとんどの画廊は、特に通りがかりの人は熱烈歓迎なんです!

「入ったら絵を買わなくちゃ…」なんて思っている人もいるかも知れませんが、そんなことはありませんし、私が知っているかぎりそういうところは押し売りもされませんよ。

もちろん画廊では絵を販売していますが、それよりもいろんな人にたくさんの人に絵を見てもらいたい!アートを身近に感じてもらいたい!という使命感を持って個展を開催している作家、画廊オーナーがほとんどなんです。

まずはここの「作家応援!」掲載の個展をきっかけに、思い切ってギャラリー探訪デビューしましょう!


気軽に声をかけましょう!



勇気を出して中に入ると画廊の人や作家本人がいますので「ちょっと見せてください。」とか軽く会釈くらいして観覧しましょう。

そして作品について質問や聞きたいことがあれば気軽に声をかけてみてください。

特に作家さんはシャイな人が多くてなかなか向こうからはなかなか声をかけないことが多いのですが、きっかけがあれば「待ってました!」とばかりに作品コンセプトや技法などどんどん説明してくれるはずです。

そうなればこっちのもの!何倍も作品を楽しめちゃいます!これは美術館では味わえませんよね。

作家がいなくても画廊の人でも開催中の作品のことは熟知しているから大丈夫。



お帰りには出入口にある芳名帳に名前を書きましょう。

作家の知り合いじゃなくても遠慮は無用です。来場者の多さは画廊や作家の誇りですから。

住所を書いておけば次回から案内状が届いたりもしますよ。


もうハシゴしちゃおう!



一軒訪問すればもうあとは同じ。

気になる看板を見つけたらどんどん入って楽しんでください!

評論家や美術雑誌記者、話題のサラリーマンコレクター、美術マニアのウォッチャーと呼ばれる人なんかは一日に十軒とか回ったりしています。

そんな人たちだけにこの楽しみを独占させておく手はないですよ!


さあ、銀座ギャラリー探訪、始めましょう!






そしてもしどうしても気に入った作品が見つかったら小さいものから買ってみてもいいですね。

「絵は高い!」という先入観がある方は多いと思いますが、実は多くの画廊で扱っている作品はびっくりするほど安いんですよ。

特に若手作家の場合、デパートでアートのポスターを買うくらいの値段で直筆の作品が買えちゃうんです。

日本では「絵を買う」という習慣はなかなか定着しませんがこれは決して「金持ちの道楽」というだけではありません。

家にひとつアートがあるだけで、普段の生活が豊かになることうけあいです!





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