2012年9月1日土曜日

ドアドアパックの輸送箱での梱包ポイント




残暑の厳しい毎日が続いております。湿度の高い夜は寝苦しくてしんどいですよね。

先日、「うわぁっ!ゴキブリ!!」と大声で叫ぶスタッフの声で驚き、よく見ればコウロギが事務所内でぴょんぴょんしておりました。(コウロギは外へ逃がしました。)

マンションでいうと10F建て位に相当する複合施設にいるハート・アンド・アートの事務所に
一体だれが連れてきたのか未だに謎ですが少しずつ秋が近づいていることを感じます。


9月は、公募展やコンクール展が目白押しです。ハート・アンド・アートの「ドアドアパック」も準備に大忙しで、大変ありがたいことでございます。

ドアドアパックのご利用者が増えますと、やはり心配なのは輸送箱への梱包の仕方です。

大切な作品も輸送箱の梱包の仕方を間違えると台無しになってしまいますので、特に注意
すべきことをお知らせしておきたいと思います。


                   


≪POINT1≫ 輸送箱は外箱です。

輸送箱は輸送中の外部衝撃から作品を守る為に作られた梱包材です。作品保存箱ではありません。中の作品の梱包(つまり内梱)はお客様が自分の作品の性質をよく理解し、ご自身の判断て準備して頂く必要があることをまず知っておいて下さい。


≪POINT2≫ 輸送箱はダンボールでできています。

輸送箱は段ボールの材質でできています。画面が接触すると、くっついたり、擦れたりする
危険があります。毎年数件ですが、内梱をしてない反乾き作品が輸送箱にくっついているトラブルがありますので、下記のような作品はエアパッキンなどで作品の保護を行ってください。

①作品が半乾きである。
②乾いているが、画面がペタペタしている。
③仮縁を付けない。(パネル、キャンバスで出展する。)
④仮縁はつけたが、画面と高さがほとんど変わらない。


≪POINT3≫ ダンボールはしなります。

輸送箱もF130号あるいはF150号サイズになると、ダンボールの面積が広くなるので、ダンボール中央部分の強度がやや落ちます。ダンボールにしなりがでて少し画面に接触することがあります。 大きいサイズを出展される方は特にエアキャップなどの画面保護を忘れずに行って下さい。



≪POINT4≫ 複数作品を梱包する時は入れ方に注意する。

重さと厚みの制限がありますが、F100号位までは3枚までは収納することができます。
どの向きで収納するかが重要なポイントですね。

理想的な収納(梱包)は、下記の通りです。

2点収納の場合・・・・向い合せで収納する。
3点収納の場合・・・・2枚向い合せで3枚目の画面を背(裏面)に合わせて収納する。
           (絵が見えなくなるように3枚重ねるということです。)

ここで注意すべきは仮縁の幅や作品のサイズです。

同じサイズでも仮縁が細かったり、尖っていたりすると、輸送中にずれて画面が危険です。
その場合は画面の四ツ角に角あて(段ボールなどで)をするなどしてズレても画面に入らないような余幅を作りましょう。

サイズが異なる場合は、大きい作品にエアパッキンをして、ダンボ-ル面に画面が接触し
ないようにし、大きい作品から収納してください。2枚目からは画面を大きい作品の背(裏面)に合わせて収納し、四ツ角に角あてをするなどしてズレても画面が傷つかないように収納してください。


≪POINT5≫ エアパッキンのつぶつぶに注意!


到着した作品を開梱してみると、『エアパッキンが画面にくっついている!』ことがあります。

残念ながらパッキンのつぶつぶの跡がついてしまっていました。

こんなことが起きないように、つぶつぶ面を外側にむけて梱包するなど適宜考えて梱包
しましょう。


セールスになってしまいますが、


ギリギリまで描きたい場合は、超速乾メディウムがお薦めです。


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それでもまだ心配な方は、セパレシートが頼もしい味方になってくれます。



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     完成です!!



皆様のご依頼をお待ちしております。




 

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